入浴剤は、毎日湯船に浸かる方にとって欠かせないものですが、体に悪いのでは…と使わずにさら湯で入浴する方もいらっしゃいます。
入浴剤を使うと、保温効果を高めたり肌あたりを優しくするなどメリットが多いですが、デメリットも少なからずあるようです。
今回は、入浴剤のメリット&デメリットを詳しく紹介し、さら湯の体への影響についても触れていきたいと思います。
入浴剤を使うメリット&デメリットについて
入浴剤のメリットは、主に以下の3つです。
①水道水に含まれる塩素を中和してくれる
②ぬるめのお湯でも体が温まる
③配合成分によって様々な効果が期待できる
水道水に含まれる塩素は、健康な肌の人であれば特に問題ありませんが、敏感肌の方やアレルギー肌の方は刺激になる場合があるようです。
入浴剤を入れることで塩素が中和されるので、肌あたりが柔らかくなって乾燥しにくくなります。
また、入浴剤を入れなくてもお風呂に入れば体は温まりますが、入浴剤を入れることでより湯冷めしにくくなったり、体を芯から温める効果が期待できます。
そして、入浴剤は無機塩類系や炭酸ガス系、スキンケア系などいくつかのタイプがありますが、配合成分によって様々な効果が期待できるのも魅力です。
次にデメリットについてですが、以下の4つになります。
①浴槽を傷める可能性がある
②残り湯の再利用ができない場合がある
③肌に合わないと皮膚トラブルを引き起こす可能性がある
④コスパが悪い
入浴剤の中には、風呂釜や配管を傷める成分が入っているものがあります。
使用前に配合成分をよく確認し、自宅の風呂釜に合わないものは使わないようにしましょう。
また、硫黄成分配合の入浴剤やソルト系入浴剤は、追い焚きしたり残り湯を洗濯や花の水やりなどに再利用することができないので、気をつけましょう。
それから、入浴剤が自分の肌に合わない場合、赤みやかゆみなど肌トラブルが起こる可能性があります。
初めて使う場合は、パッチテストを行ったり少量から使い始めるなど、十分に気を付けることが大切です。
そして最後に価格面ですが、入浴剤を使うことは多かれ少なかれコストがかかります。
毎日使うものなので、家計を圧迫しない程度の価格帯で、なおかつ自分に合った入浴剤を選ぶようにしましょう。
さら湯はなぜ体に悪いのか
さら湯もしくは一番風呂は体に悪いと言われていますが、それは医学的にも証明されています。
その理由については、浸透圧の働きで水分が体に向かうので、その結果皮膚がふやけてしまったり、肌に刺激を与えて肌トラブルの原因となってしまうそうです。
皮膚がふやけると、肌が乾燥しやすくなったり外部からの刺激に弱くなったり、かゆみなどの不快症状が起きるリスクが高くなります。
一方で入浴剤についてですが、中には天然成分だけで作られているものもありますが、多くは合成成分が入っているものがほとんどなので、それが体に悪影響なのでは…と心配になる方もいらっしゃると思います。
ですが、入浴剤は医薬部外品または化粧品に分類されていて、安全性が認められている成分が入っているので、普通に使用する分には問題ないと言えるでしょう。
なので、さら湯と入浴剤とどちらが体に悪いかと言うと、さら湯の方が悪いということになるのです。
入浴剤は大きく分けて5タイプ!悩みに合わせて選ぼう
自分に合った入浴剤を選ぶためには、まずは入浴剤の種類とそれぞれの特徴を知ることが大切です!
入浴剤は、疲れに効果的な「炭酸ガス系」や、冷えに効果的な「無機塩類系」、肩こりや肌荒れに効果的な「生薬系」、乾燥に効果的な「スキンケア系」、夏でもさっぱり入れる「クール系」の5つのタイプに分けられます。
例えば、溜まった疲れを取りたい場合は炭酸ガス系を、辛い肩こりをどうにかしたい時は生薬系を選ぶなど、自分の悩みに合わせて入浴剤を使い分けるのがオススメです!
まとめ
調査の結果、入浴剤は入れないより入れた方が体に良い、むしろさら湯は刺激になるので控えた方が良いとのことでした。
入浴剤は毎日使うものなので、自分に合ったものを選ぶこと、継続しやすい価格帯のものを選ぶことが大切です。
是非自分にピッタリの入浴剤を見つけて、充実したバスタイムを過ごしてみてくださいね。
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